2012年4月30日 本日の担当 僧侶 唯心
- 2012.04.30 Monday
- 11:49
先日、郊外の道でタヌキの親子が車に轢かれているのを見ました。
2匹並んで、道に倒れておりました。
よく昔話なんかに、里に出て来たタヌキの話がありますね。
怪我をしたお母さんダヌキのために子どものタヌキが人間の所に薬を買いに行く落語もあります。
里の獣と書いて「狸」というくらいですから、人間社会に近い場所で昔から暮らしていたのでしょうけれど、昔だったら鉄砲で撃たれたり、今は車に轢かれたり。
先ほどまでどんな思いでこの2人は道を渡っていたのだろうかと、並んで横たわるタヌキの親子を見て考えました。
慈妙院動物霊園
2匹並んで、道に倒れておりました。
よく昔話なんかに、里に出て来たタヌキの話がありますね。
怪我をしたお母さんダヌキのために子どものタヌキが人間の所に薬を買いに行く落語もあります。
里の獣と書いて「狸」というくらいですから、人間社会に近い場所で昔から暮らしていたのでしょうけれど、昔だったら鉄砲で撃たれたり、今は車に轢かれたり。
先ほどまでどんな思いでこの2人は道を渡っていたのだろうかと、並んで横たわるタヌキの親子を見て考えました。
慈妙院動物霊園
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2012年4月23日 本日の担当 僧侶 唯心
- 2012.04.23 Monday
- 13:28
先日、合格祈願のお参りに来られた方のお話を書きました。
受験の前にはいろんな不安が胸をよぎるでしょう。そんな心をしっかりと落ち着けて、より良い心で試験に臨むためのお参りが、合格祈願のご祈祷であって、それは単なる神頼みではありません。
その時、来られた方は、とてもしっかりした爽やかな中学生のお嬢さんで、このお人柄ならきっと合格されるだろうと感じました。
勉強と人柄が関係あるのか! と仰る方があるかも知れませんが、私は関係あると思います。
そうしたら、昨日、その方がお父さんと一緒に、合格しましたのでお礼参りに来ましたと仰って、来山されました。
ちょうどお昼の勤行前でしたので、ご参列頂き、お経の中で合格御礼、報恩謝徳をご本尊さまに報告致しましたら、高校生になったその方は、お父さんと一緒にとても喜んで下さいました。
人間にとって最終的な要は、お人柄だと思います。
慈妙院動物霊園
受験の前にはいろんな不安が胸をよぎるでしょう。そんな心をしっかりと落ち着けて、より良い心で試験に臨むためのお参りが、合格祈願のご祈祷であって、それは単なる神頼みではありません。
その時、来られた方は、とてもしっかりした爽やかな中学生のお嬢さんで、このお人柄ならきっと合格されるだろうと感じました。
勉強と人柄が関係あるのか! と仰る方があるかも知れませんが、私は関係あると思います。
そうしたら、昨日、その方がお父さんと一緒に、合格しましたのでお礼参りに来ましたと仰って、来山されました。
ちょうどお昼の勤行前でしたので、ご参列頂き、お経の中で合格御礼、報恩謝徳をご本尊さまに報告致しましたら、高校生になったその方は、お父さんと一緒にとても喜んで下さいました。
人間にとって最終的な要は、お人柄だと思います。
慈妙院動物霊園
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2012年4月21日 本日の担当 益草
- 2012.04.21 Saturday
- 17:12
境内のしだれ桜が今年はきれいでした。
例年はもう少し花も枝も赤みがかって、普通の桜ほどではないなあと思うこともあったのですが…。
今年はきれいでした。土が合い、桜も成長するのでしょうか?
慈妙院動物霊園
例年はもう少し花も枝も赤みがかって、普通の桜ほどではないなあと思うこともあったのですが…。
今年はきれいでした。土が合い、桜も成長するのでしょうか?
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2012年4月20日 本日の担当 僧侶 唯心
- 2012.04.20 Friday
- 11:27
お参りの方が少ない時間を利用して、境内のごみを拾って歩くことがあります。
タバコの吸殻が落ちていることが多いのですが、境内を禁煙だとも喫煙可能だともしていない上に、喫煙場所も強いて設けてはいないので、無理もないのでしょうか。
あれ、お参りの方が余り立ち入らない区域に吸殻が落ちています! もう少し歩いていると、お参りの皆さまの駐車場にも同じ銘柄のタバコの吸殻が、そしてタバコの箱も隣に落ちています。だいぶとうろうろされてたようです! と、こちらはちょっとした探偵気分です。
吸う、吸わないの是非や、吸殻を捨てる方についてのマナーの良し悪しを言っててもしょうがないですし、こちらは当然、境内の美化に勤めるのみですが…。
でも落ちているごみを見ていると、捨てる人の性格が、段々と見えて来るものですね。
慈妙院動物霊園
タバコの吸殻が落ちていることが多いのですが、境内を禁煙だとも喫煙可能だともしていない上に、喫煙場所も強いて設けてはいないので、無理もないのでしょうか。
あれ、お参りの方が余り立ち入らない区域に吸殻が落ちています! もう少し歩いていると、お参りの皆さまの駐車場にも同じ銘柄のタバコの吸殻が、そしてタバコの箱も隣に落ちています。だいぶとうろうろされてたようです! と、こちらはちょっとした探偵気分です。
吸う、吸わないの是非や、吸殻を捨てる方についてのマナーの良し悪しを言っててもしょうがないですし、こちらは当然、境内の美化に勤めるのみですが…。
でも落ちているごみを見ていると、捨てる人の性格が、段々と見えて来るものですね。
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2012年4月16日 本日の担当 僧侶 唯心
- 2012.04.16 Monday
- 15:23
どなたでもご自由に参加できるお昼の勤行に、亡くなったペットさんのお写真やお骨、位牌などを持って来て下されば、前の机に出してお参りして頂くことができます。
多くの方が何かをお持ちになって来られますが、もちろん強制ではありませんから、何も持たずにお参り頂くのもまた、自由です。
ところが仏さまの前に色々なものをゴタゴタ置くのはどうかという意見が、お坊さん同士の間で、問題になったことがあります。
結果的に専用の机を前に出して、そちらへ置いて頂くという風に決まりを作って、解決しました。
人間の法事でも、お寺の本堂で執り行う場合は、お骨やご遺影を持って来られる方が多いですから、特別なことではないと思いますし、前へ何かを出してお参りしている方のお気持ちを優先してあげたいと、私なら思います。
先日、一組で予約を取ってペットの法事をなさった年配のご夫婦が、大きなカバンから骨壷を二つ、お写真をいくつか、その他、お供えやら遺品やら、たくさん出して、前の机に並べておられました。
きっと皆さんからすると、遺品を前に飾っているのではなくて、ペットさんを連れて、一緒にお参りに来て下さってる感覚なのでしょうね。
慈妙院動物霊園
多くの方が何かをお持ちになって来られますが、もちろん強制ではありませんから、何も持たずにお参り頂くのもまた、自由です。
ところが仏さまの前に色々なものをゴタゴタ置くのはどうかという意見が、お坊さん同士の間で、問題になったことがあります。
結果的に専用の机を前に出して、そちらへ置いて頂くという風に決まりを作って、解決しました。
人間の法事でも、お寺の本堂で執り行う場合は、お骨やご遺影を持って来られる方が多いですから、特別なことではないと思いますし、前へ何かを出してお参りしている方のお気持ちを優先してあげたいと、私なら思います。
先日、一組で予約を取ってペットの法事をなさった年配のご夫婦が、大きなカバンから骨壷を二つ、お写真をいくつか、その他、お供えやら遺品やら、たくさん出して、前の机に並べておられました。
きっと皆さんからすると、遺品を前に飾っているのではなくて、ペットさんを連れて、一緒にお参りに来て下さってる感覚なのでしょうね。
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2012年4月11日 本日の担当 益草
- 2012.04.11 Wednesday
- 11:02
関西出身の私は微妙にこちらの皆さんとイントネーションが違うようで、先日もスーパーで買い物をして、「ふくろ」下さい、と言ったら、「黒ですか?」と言われました。ビンビールを買ったので袋が欲しかったのに、「黒ビールですか?」と何度も聞かれてしまいました。言葉って難しい…。
慈妙院動物霊園
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2012年4月9日 本日の担当 僧侶 唯心
- 2012.04.09 Monday
- 11:26
昨日は仏誕会(ぶったんえ)と言って、お釈迦さまがお生まれになった日でした。
お釈迦さまが2500年前のインドに生まれて、29歳で出家し、35歳で悟りを開かれたところから、仏教が始まりました。
さて、お釈迦さまの時代のインドの話です。キサー・ゴータミーという名の、自分の幼い子供を亡くした女性がいました。
半狂乱になった彼女は、お釈迦さまが本当に偉い方なら、どうか自分の子どもを生き返らせてくれと言ったそうです。するとお釈迦さまは、では生き返らせてあげよう、もしもお前が死者を一人も出したことのない家からケシの実をもらってくることが出来たなら、と答えたそうです。
ゴータミーは必死になってケシの実を探しましたが、死者を出したことのない家は一軒もなく、そして遂に彼女は、葬式を出したことのない家はひとつもない、すべての生き物は必ずいつか死ぬという、単純だけれども動かしがたい真理を、たちまちの内に了解したということです。
慈妙院動物霊園
お釈迦さまが2500年前のインドに生まれて、29歳で出家し、35歳で悟りを開かれたところから、仏教が始まりました。
さて、お釈迦さまの時代のインドの話です。キサー・ゴータミーという名の、自分の幼い子供を亡くした女性がいました。
半狂乱になった彼女は、お釈迦さまが本当に偉い方なら、どうか自分の子どもを生き返らせてくれと言ったそうです。するとお釈迦さまは、では生き返らせてあげよう、もしもお前が死者を一人も出したことのない家からケシの実をもらってくることが出来たなら、と答えたそうです。
ゴータミーは必死になってケシの実を探しましたが、死者を出したことのない家は一軒もなく、そして遂に彼女は、葬式を出したことのない家はひとつもない、すべての生き物は必ずいつか死ぬという、単純だけれども動かしがたい真理を、たちまちの内に了解したということです。
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