2014年9月25日 本日の担当 僧侶 大鐵
- 2014.09.25 Thursday
- 17:28
自分探しの旅は必要ですか?
本日は『明珠(みょうじゅ)』についてお話します。
元々、『明珠(みょうじゅ)』とは高価な宝石のことです。中国の昔話にある貧乏な青年がいました。どんなに働いても生活が一向に良くならない。このままでは家族もろとも飢え死にしてしまう。そのような時に金持ちの友達が心配して訪ねて来ました。しかし、素直にお金を渡しても断るだろうと踏んだ金持ちの友達は、『明珠(みょうじゅ)』を何時も着ている服の胸のところに縫い付けました。しかし、一向にそのことに気づかないで働きに出てしまう。いよいよ、生活に困った時に金持ちの友達がその『明珠(みょうじゅ)』について教えたと言う話でございます。自分の長所、大切なものというものは自分では中々気づかない。大切なものは意外に近くにあるものである。という意味である。
これは僧侶が悟りを得る時によく使われます。(続く)
本日は『明珠(みょうじゅ)』についてお話します。
元々、『明珠(みょうじゅ)』とは高価な宝石のことです。中国の昔話にある貧乏な青年がいました。どんなに働いても生活が一向に良くならない。このままでは家族もろとも飢え死にしてしまう。そのような時に金持ちの友達が心配して訪ねて来ました。しかし、素直にお金を渡しても断るだろうと踏んだ金持ちの友達は、『明珠(みょうじゅ)』を何時も着ている服の胸のところに縫い付けました。しかし、一向にそのことに気づかないで働きに出てしまう。いよいよ、生活に困った時に金持ちの友達がその『明珠(みょうじゅ)』について教えたと言う話でございます。自分の長所、大切なものというものは自分では中々気づかない。大切なものは意外に近くにあるものである。という意味である。
これは僧侶が悟りを得る時によく使われます。(続く)
- 大鐵
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2014年9月22日 本日の担当 僧侶 唯心
- 2014.09.22 Monday
- 16:22
世間では「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、お寺には「夏はいや 冬はいやだと 歳を取り」という言葉があります。
暑いのや寒いのがいやだということは誰でも同じですが、そこからもう一歩、前進してみましょうというくらいの意味でしょうか。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は、なるほど、その通りだと感心はしても、よく考えてみれば、地球の回転は毎年変わらないのだから、春分と秋分を境に気候が変わるのは、むしろ当たり前のことだと、今までは思っていました。
けれど、先日ふと思ったのです。
いやな暑さも、いやな寒さも永遠には続かない、時が来れば、それは変化し、また次の季節が巡ってくるのだから、心配しなくていいよということも、合わせてこの「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉が教えてくれているのだとしたら、これはやっぱり「夏はいや 冬はいやだと 歳を取り」とおんなじで、昔の人の大事な智慧の蓄積なのかも知れません。
明日はお彼岸の中日です。
慈妙院動物霊園
暑いのや寒いのがいやだということは誰でも同じですが、そこからもう一歩、前進してみましょうというくらいの意味でしょうか。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は、なるほど、その通りだと感心はしても、よく考えてみれば、地球の回転は毎年変わらないのだから、春分と秋分を境に気候が変わるのは、むしろ当たり前のことだと、今までは思っていました。
けれど、先日ふと思ったのです。
いやな暑さも、いやな寒さも永遠には続かない、時が来れば、それは変化し、また次の季節が巡ってくるのだから、心配しなくていいよということも、合わせてこの「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉が教えてくれているのだとしたら、これはやっぱり「夏はいや 冬はいやだと 歳を取り」とおんなじで、昔の人の大事な智慧の蓄積なのかも知れません。
明日はお彼岸の中日です。
慈妙院動物霊園
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2014年9月1日 本日の担当 僧侶 唯心
- 2014.09.01 Monday
- 12:09
納骨式の予約をされた方が、まだ四十九日になっていないのですが、大丈夫でしょうかと質問されましたので、大丈夫ですとお答えしておきました。
亡くなったペットの遺品を、他のワンちゃんに譲りたいのですが、構いませんでしょうかとも聞かれましたので、感謝の念を持ってだったら、良しとしましょうと返事をしました。
そうしたら、納骨式の当日に、改めて聞きたいことがありますとのことで、実は新しいペットを飼うことになりました、前の子のお骨があると、新しい子が嫌がるかと思って納骨を急ぎましたとのことなので、ちょっとお話させていただきました。
四十九日を境に納骨される方も多いのですが、納骨の期日自体は四十九日前であっても、後であっても、間違いではありません。
ただ、四十九日まではまだ仮の仏さまであって、皆さまがお参りの気持ちを積み重ねることによって、四十九日目に成仏するという理屈なのですから、何か物事を行う時の目安として、四十九日前には控える、四十九日過ぎたから、改めて始めるという仕来りも世間にはあるわけです。
そういう意味では、この場合、こちらの慎みとして、四十九日過ぎてから納骨して、それから新しいペットさんを迎えても良かったわけです。
あるいは新しいペットをすぐに迎えなければならない事情があっても、そのために納骨を急ぐというのは、亡くなったペットさんに対しても失礼なのではないですか?
けれど予約の時点で詳しいことをお聞きできずにこちらが一般論でお答えして、それを聞いて今お骨を手に納骨式に来られたあなたに、やっぱり四十九日後に納骨式を仕切り直しましょうとは言いません。
ただ一つ覚えておいてください。新しい子が来たからと言って、亡くなったペットが嫌がったり、あるいは亡くなった子のお骨が家にあるからと言って、新しいペットが嫌がったりという考えは、すべて人間の妄想、自分勝手な思い込みに過ぎません。
新しいペットさんには十分な愛情を注ぎ、亡くなったペットさんには十分な供養の気持ちを向けてあげてください。さあ、そのお気持ちでしっかりと、今から納骨式を執り行いましょうと申し上げて、お参りさせていただきました。
慈妙院動物霊園
亡くなったペットの遺品を、他のワンちゃんに譲りたいのですが、構いませんでしょうかとも聞かれましたので、感謝の念を持ってだったら、良しとしましょうと返事をしました。
そうしたら、納骨式の当日に、改めて聞きたいことがありますとのことで、実は新しいペットを飼うことになりました、前の子のお骨があると、新しい子が嫌がるかと思って納骨を急ぎましたとのことなので、ちょっとお話させていただきました。
四十九日を境に納骨される方も多いのですが、納骨の期日自体は四十九日前であっても、後であっても、間違いではありません。
ただ、四十九日まではまだ仮の仏さまであって、皆さまがお参りの気持ちを積み重ねることによって、四十九日目に成仏するという理屈なのですから、何か物事を行う時の目安として、四十九日前には控える、四十九日過ぎたから、改めて始めるという仕来りも世間にはあるわけです。
そういう意味では、この場合、こちらの慎みとして、四十九日過ぎてから納骨して、それから新しいペットさんを迎えても良かったわけです。
あるいは新しいペットをすぐに迎えなければならない事情があっても、そのために納骨を急ぐというのは、亡くなったペットさんに対しても失礼なのではないですか?
けれど予約の時点で詳しいことをお聞きできずにこちらが一般論でお答えして、それを聞いて今お骨を手に納骨式に来られたあなたに、やっぱり四十九日後に納骨式を仕切り直しましょうとは言いません。
ただ一つ覚えておいてください。新しい子が来たからと言って、亡くなったペットが嫌がったり、あるいは亡くなった子のお骨が家にあるからと言って、新しいペットが嫌がったりという考えは、すべて人間の妄想、自分勝手な思い込みに過ぎません。
新しいペットさんには十分な愛情を注ぎ、亡くなったペットさんには十分な供養の気持ちを向けてあげてください。さあ、そのお気持ちでしっかりと、今から納骨式を執り行いましょうと申し上げて、お参りさせていただきました。
慈妙院動物霊園
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